2015/07/30 02:04

馬肉が食べられるようになったのは諸説ありますが、武将加藤清正が朝鮮出兵の際に食べたのが初という説を信じています。
他にも肥後の国(熊本)を統治したときなどが有力です。
当時は、サシの入ったとろけるような味わい深い馬肉を美味しく食べていたのではありません。
高熱を伴う病の治療薬として食べていたのです。
現在でも一部地域の民間療法として熱さましに馬刺しを貼り付けるというものが残っています。
やけどしたときにも馬肉の油(馬油)を塗るという風習も残っています。

『おばあちゃんちの冷凍庫にはブロックの馬肉脂が入っている』のです。

これは熊本あるあるかもしれません。早く言いたい~♪(もう言った)
先人は、先日ご紹介した栄養素の高さを身をもって体験し、知っていたのではないでしょうか。

熊本ではスーパーにも馬刺しが並ぶ珍しい県です。(他県の方に言われて知りましたが)
熊本県民にとって馬肉はとても身近な存在で生活の一部です。牛肉、豚肉、地鶏も熊本にはとても上質なものがそろっており、関西や関東から買い付けに来る精肉店や焼肉店も数多くあります。もちろん馬肉も県外飲食店に出荷しています。
熊本といえば馬肉、馬刺し、くまモン…どれも私たち熊本県民にはとても身近にあります。
身近にあるというのは、それだけ長い歴史があり代々受け継がれているということなのです。(くまモンは最近ですが…)

熊本の歴史ある薬膳料理をご家族の健康維持に取り入れてみませんか?